2018年1月5日金曜日

「仮名手本忠臣蔵」全段通し 朗読公演


新春第一弾は、
遊戯空間公演リーディング公演「仮名手本忠臣蔵」全段通しに出演します。

文楽や歌舞伎で観る事も多い「仮名手本忠臣蔵」。私自身も何度も観ているのですが、なんだか今ひとつお話を把握しきれないのが正直なところでした、しかし、全段通して読んでみると、なるほどなるほどこういうお話だったのかと面白さ倍増!そこで、全段通すと2日かかるところ2時間45分に構成した今回の「仮名手本忠臣蔵」全段通し公演はとってもおすすめです!さすがの味わいのベテラン陣から初々しい若手まで現代劇の俳優たちの朗読をぜひ聴きにいらしてください!

※私は【天】の回に塩谷判官の妻「顔世御前」を【河】の回に早野寬平の妻「おかる」を語ります。特に「おかる」は一力茶屋での由良助とのやりとりをはじめ面白いシーンが多いのでお勧めです!
お申込みは金子まで。お待ちしております!


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したまち演劇祭in台東2018参加
遊戯空間公演『全段通し仮名手本忠臣蔵』 

【日時】2018年1月18日(木)~22日(月)  
【場所】浅草・木馬亭(アクセス

【作】竹田出雲、三好松洛、並木千柳
【構成・演出】篠本賢一
【音楽】若月宣宏(太鼓)設楽瞬山(笛)

【出演】
佐々木梅治(劇団民藝)、側見民雄(演劇集団「阿吽」)、里村孝雄、をはり万造、堀光太郎、渡辺聡(俳優座)、永野和宏(新人会)、篠本賢一、望野哲也(演劇倶楽部「座」)、草野峻平、川邊史也(劇団銅鑼)、観世葉子、金子あい、渕野陽子(青年座)、神保麻奈、山崎沙織

【Wキャスト】
【天】里村孝雄(高師直)、金子あい(顔世御前)、渕野陽子(おかる)
【河】側見民雄(高師直)、渕野陽子(顔世御前)、金子あい(おかる)

18日(木)18時 【天】金子:顔世御前
19日(金)13時 【河】金子:おかる
19日(金)18時 【天】金子:顔世御前
20日(土)14時 【河】金子:おかる
21日(日)14時 【天】金子:顔世御前
22日(月)14時 【河】金子:おかる

【料金】(日時指定・自由席)一般/3,500円 学生/2,000円
台東区割引/3,200円(台東区役所9階文化振興窓口のみ取扱)

【ご予約・お問合せ】
金子あい auaplus@mail.com  090-6707-1253


したまち演劇祭公式サイトもご覧下さい。
http://www.shitamachiengekisai.com/2018/program/

◆大序から討入まで、一気に語り尽くす渾身の舞台!
『仮名手本忠臣蔵』は、国家老「大星由良之助」をはじめ「塩冶判官」の家臣たちが苦難を乗り越え、敵討ちを果たす物語ですが、ドラマはただそれだけにとどまりません。主人への忠誠心が家族を不幸に陥れてしまう家老「加古川本蔵」の顛末、三人の女「顔世御前」「おかる」「小浪」の愛、二人の妻「おいし」「戸奈瀬」の意地のぶつかり合い、横暴な権力者「高師直」の悪辣ぶりと小悪党「鷺坂判内」の軽妙さ、足軽「寺岡平右衛門」の立身出世、社会からドロップアウトした「斧定九郎」の狂気、そして、商人「天河屋義平」の男気など、汲めども尽きぬドラマが絡み合い、物語がひとつの宇宙を形成しています。それが『仮名手本忠臣蔵』の最大の魅力とも言えましょう。それを古典的な型を持たない我々が如何にして現代劇と成すか――、大杼から討入まで2時間45分で語り尽くす遊戯空間の『全段通し仮名手本忠臣蔵』をぜひご覧ください。        
◆「忠臣蔵」について
元禄十四年(1701年)三月十四日、江戸城殿中松之大廊下で、赤穂藩主浅野内匠頭が吉良上野介を斬りつけ、浅野は即日切腹。それを不服とする赤穂藩国家老大石内蔵助をはじめとする赤穂浪士四十七名は、翌年十二月十四日未明、本所吉良邸へ討ち入り、その首をあげ、のちに浪士たちは全員切腹する。これが「元禄赤穂事件」ですが、この事件は当時の庶民も大きな関心を示し、さまざまな作品が生れた。そして、事件から四十七年後の寛延元年(1748年)八月、竹田出雲・三好松洛・並木千柳の合作で、人形浄瑠璃『仮名手本忠臣蔵』が上演され、同年、歌舞伎でもこれを上演し、この事件の劇化決定版として大当たりする。以後、赤穂浪士討入事件の劇化は、『仮名手本忠臣蔵』のタイトルの一部から、総じて「忠臣蔵」と呼ばれるようになった。文楽、歌舞伎以外にも、落語、講談、映画、テレビドラマなどで数多くの作品が作られ、「忠臣蔵」は、ひとつのジャンルを形成するまでになる。江戸時代は幕府への配慮から実名は巧妙に変更されていたが、現在の「忠臣蔵」は当時の実名を用いた実録風の作品が主流となっている。

大序 兜改め
二段目 松伐り
三段目 館騒動
四段目 判官切腹
五段目 山崎街道
六段目 与市兵衛住家
七段目 一力茶屋
八段目 道行旅路の嫁入
九段目 山科閑居
十段目 天河屋
十一段目 討入