2009年2月28日土曜日

「イリノイのリンカン」チケットはお早めにどうぞ。


いいお席が無くなりつつあります。
本格的な立ち稽古が始まり一週間が過ぎました。
稽古場の様子をお伝えしようかな〜〜ト思っていたのですが
逐一ご報告するのはやっぱり今ひとつ気が進まないんですよ。
途中段階はなあ〜。
見栄っ張りなんですかね。江戸っ子だから。
もとい、多摩っ子だから。
え?武蔵野っ子?
本番を観にいらして下さい!

私のやるメアリー・トッド嬢は
かなり強烈な当時としては進歩的な考えの女性で
夫リンカンを大統領にするため尻を叩き続け
暗殺された後は気が狂って精神病院で死んじゃうんですって。
ガミガミしてるシーンが多いのでくたびれるんですが
やっぱりものすごくリンカンのことを愛してたんだろうな
と思います。やり方は偏ってたかもしれないけど
切なくなってきます。
リンカンを取り巻く人々がそれぞれうまく造形されていて
見ていると面白いですよ。

弁護士事務所のビリーなんか
私は好きだな。リンカンのことが本当に好きなんですよ彼は。

さて、どうしようかな〜とご検討されている皆様。
観劇のご予定が決まりましたら、お早めにご連絡くださいね。
お待ちしております。





感謝


結構いろんな友人がこのブログを読んでくれていることを知り
今更ながらとても嬉しいです。ありがとうございます。
頑張って更新しよう。
さて、今日は転勤する友人家族の壮行会がありまして
久々に高校時代の友人たちと会いました。
ウン十年経った今でも、会えば昔のままで、
時が経ったのを忘れてしまいます。
中央線と西武線に挟まれた公立高校の匂いが
いまだに抜けない中年が集まっての
バカ話は楽しかったな。
友人は転勤先の景気を底上げしてくれることでしょう。
頑張ってね!

2009年2月26日木曜日

大手スーパーマーケット出現(怒)


近所の商店街の向かいに
某大手スーパーが進出してきた。
既に隣接地に某大手スーパーがあるというのにだ。
全くデリカシーのかけらもない。
ばかみたいに大きな売り場にばかみたいに商品が陳列され
日常の買い物の情緒というものが何にもないのだ。
スーパー同士の報復戦争だかなんだか知らないけれど
地元商店街をかき回すのは止めてほしいな!
私は商店街が好きなので
一層応援しようと思います。
好きなだけじゃなくて
野菜もパンも
ちゃんとした
おいしいものを扱ってるからです。
それに、買い物する時に
お店の人と話すのはすごく楽しい!

梅の香


街のそこかしこで
梅の香しい匂いがします。
どこに梅の木があるのだろうと
辺りを探すと夕闇にひっそりと白い花が
咲いていたりして
春だな、としみじみ実感する瞬間。

昔、高校生の頃、
通学路の神社の境内に白梅の古木があり
二月になると辺り一面に香しい匂いを漂わせながら
花を咲かせていました。

桜が一斉にぱっと華やかに咲くのに比べ
梅は、花の開き具合が一つの木の中でいろいろで
なんだかそれがとても妖艶な感じがして
夕紛れにその梅の木を見る時などは
どきりとしたものでした。

梅の匂いをかぐと、毎年、胸がどきりとします。
古の恋という言葉が浮かぶ。


2009年2月24日火曜日

そんな訳で

今朝、自分で自分の投稿を消してしまったために
十日も前観劇記を書き直しました。
なんて書いたか全然思い出せなかった。
新しくなにか書こうと思ってたけど、
エネルギー切れ…すみません。
また明日〜。

サントリーホール ガラコンサート「珠響」を聴いた。


和洋の若手アーチストが集う贅沢なコンサート。
囃子の亀井広忠、田中傳左衛門、田中傳次郎の三兄弟。
ピアノ稲本響、尺八藤原道山、ギター村治佳織、
太鼓林英哲風雲の会、ゲストに狂言野村萬斎、笛一噌幸弘、
箏市川慎、書家武田双雲
と言ったメンバーで、それぞれの持ち味を生かしたプログラムだった。
さすがサントリーホール!音のひとつぶひとつぶがなんてクリアに聞こえるのか!
いやあ、美しかった。
しかも邦楽器の神への祈りにも似た原始的な音は
かえって力強く心地よく
最高だった!

パラダイス一座最終公演 続々オールドバンチを観た。

昨年末、まつもとの「ドラキュラ伯爵の秋」で
共演した二瓶鮫一さんが出演するので、話題の高齢者劇団を見に行きました。
昼夜二回公演の夜の部だったので、だれか倒れてやしないかと
余計な心配をしつつ開演を待っていると、
まったく余計な心配でした。
元気なおじいさまが出てくる出てくる。
極楽ワールド全開。
自由で治外法権の解放区そのものでした。
我らが二瓶さんは最年少だとか、
歌って踊ってマシンガン振り回してました。
イエーイ。

ピランデッロのヘンリー四世を観た

シアタートラム
真っ白い写真スタジオのようなセット
狂気の部分を表す大仰なプリントの仮装衣装
普通の人たちのパステルの衣装
その対比が印象に残った。
串田さんは20年間狂っていると思われていた男を演じていた。
男の台詞の中に、時折観ているものがはっとするような言葉があり
心に残っている
ピランデッロは何を言いたかったのだろう
初日を観たので、これから約一ヶ月公演を重ねていく度に
どんどん変化してゆくだろう。
最終日を観てみたくなった。

モナコ公国モンテカルロバレエ団 を観た

ミックスプロ「アルトロ・カント1&2」
第一部はモダンジャズ(だったとおもう)の流れる中
端正な動きの連続。
移動する白い壁だけが舞台装置で、
動かすたびに背景の影が大きくなったり小さくなったり
当てる照明の色が様々にくみ合わさって
不思議な景色。
第二部は、グレゴリオ聖歌のような教会音楽と
ロウソクがモチーフになっており
カールラガーフェルドの印象的な衣装の着た男女が
淡々と繰り返し繰り返し踊る
スカートをはいた男と女、ズボンをはいた男と女。
性はフラットにされ原始的な祈りのような不思議な感じ。

観ている最中は、特別奇抜でも崩れている訳でもなく
ともすれば退屈しそうになったのだが、
数日経った今、どの舞台より脳裏に刻まれている。
振付家ジャン=クリストフ・マイヨーの底力か。

通小町異聞〜しのぶ草・深草少将を観た

新国立小劇場で
深草の少将と小野小町の百夜通いの物語。
能の部分はそのままに、俳優千葉哲也さんが
少将の従者才助という役柄で登場。
能に馴染みのない現代の観客にも
わかりやすく、よりドラマに深みを出していた。
能の演技の合間に現代の俳優が入ると
お互いに難しくなる場合も多いが
梅若晋矢氏のシテ深草の少将は
終始張りつめた緊張感を保っており素晴らしかった。
千葉さんは現代劇の身体・言語でありながらも
説得力のある存在感はさすが。
能を見慣れた人には、
そのまま能で観たい気もするが
裾野を広げるという意味では
もっともっとこういう企画が
あっていいのではないかと思った。

あ〜消しちゃった。

自分の投稿にラベルを付けようとしたら
間違って投稿自体を消してしまった…。
せっかく四つくらい観劇記を書いたから
もういっぺん書いてみようかな…がっくり

歌舞伎ソムリエのおくだ健太郎さんコメントありがとうございます!
ついでに消しちゃってごめんなさい〜!
また、来て下さい。

2009年2月11日水曜日

LEGO2  これはコテージのカフェバージョン

一つのセットで3パターンの楽しみ方が出来る
のが嬉しい。
これは多分カフェじゃないかな
室内にはチキンを焼くグリル?もしくはホットケース
があって、コーヒーマシンがあるんですよ。
しかも他のパターンでは違う部品だったものが


そうなるの!
こういうのが、た、たまらんのです。
レゴで家ばっかり作って大きくなって、
インテリアデザインの会社に入ってはみたものの
本物はレゴよりはるかに難しかった…!
この写真じゃあまりうまく写らない。
残念。

2009年2月10日火曜日

VIVA! LEGO!!


わたくし、子供の頃レゴが大好きで
三度の飯より好きで
クリスマスやら誕生日やらに
少しずつ買ってもらうのが
何よりもうれしかったのですが、
ただ今、レゴブーム復活!
今のレゴはすごいっ!!
大人だから、ちょっと高いセットだって
誘惑に負けていろいろ理由を付けて買っちゃうのさ。
コテージだか別荘だかのシリーズで
(その割には名称が覚えられない)
これはガレージを作ったところ。えへへ。
たまらんデス。
組み立てはものすごく早いですよ。

これ好きなんですよ〜 高野のフルーツチョコ

見かけるとつい買ってしまう。
そしてあると、
まずは心置きなく全種類一つずつ食べます。
小さなチョコですからね、そりゃまだ満足できません。
ややテンション高く二回目の全種類。
フルーツのいろんな味が口の中に広がって
かなり幸せ感アップ。
あ〜もう一個食べたい、小さいし許されるであろう
しかし、三個ずつは食べ過ぎか?
といささか罪悪感?らしきものが芽生え
まあ、日によって、三周しちゃう時と
半端に二個くらい手を出して止める時と。
この何とも言えない葛藤とおいしい甘さの板挟みが
好きなのかな?もしかして。

鶴賀伊勢次郎 第六回新内勉強会を聞きに行きました。

伊勢次郎さんは鶴賀流の師範代で
三味線方で活躍されていますが
近年は浄瑠璃にも力を入れて
積極的に勉強会をしています。

稽古場にほど近い神楽坂の毘沙門天が会場。
寒い北風の吹く日曜日でしたが、会場内は満員御礼。
「日高川入相花王」というあまりやらない
難しい浄瑠璃を美しい声で語っていました。
獅子舞の曲も始めて作曲したとのことで
獅子舞の微笑ましい舞と相まって
会場のお客様もとても楽しまれた様子。とてもいい会でした。

そしてすごく勉強になった一日でした。

2009年2月7日土曜日

ピーピング・トムの公演を観た

ベルギーのコンテンポラリーダンスカンパニー

松本に滞在中
あちこちに貼られていたこのポスターが
気になって気になって
世田谷パブリックに見に行きました。

大量に敷き詰められた土の上で
男と女と老婆が踊り続ける
女の歌声が響き渡る
恐ろしく体をアクロバティックに動かして
土まみれになりながら

死後の世界を
埋葬された死者が行き交う
土に埋もれた地下室見立てたらしい
が、セックスやキスのモチーフが
唇や腰がつながったまま
パズルのように複雑に絡み合いながら
延々と動き続ける様は
生あるいは性への愚かしいまでの習性
を思わせた。
動物としては当然の行為。
愚かと言うことこそ愚かかな。

面白かった。

2009年2月5日木曜日

イリノイのリンカン稽古






一週間の本読みを終え、
今週は荒立ちといって
ざっくり立って動いてみる稽古をしています。
演出家がどんなシーンに作り上げるかを考えるためや
本格的な立ち稽古に入る前に
俳優もどんな動きになるのかを把握します。

さて、今回はキャスティングが役柄にぴったりで
すばらしいです。
本読みだけでもう本番が想像できるくらい!

登場順の配役です
エイブ・リンカン…谷田歩(劇団AUN)
グレアム先生…蔀英治
初恋の女性アン…松本眞佳
退役軍人ベン…久野一洋(劇がく社の会)
グリーン判事…神山寛(俳優座)
義兄ニニャン…武田光太郎(劇団羊のしっぽ)
親友ジョシュ…得丸伸二(文学座)
荒くれ者ジャック…関戸将志(オフィスまとば)
西部開拓の若者セス…二反田雅澄(オフィスまとば)
グリーン夫人…会田由来(近代座)
助手ビリー…岩田翼(劇団昴)
義姉エリザベス…古坂るみ子(文学座)
メアリー・リンカン…金子あい(オフィスまとば)
メイド…彩文暎子(GMB)
セスの妻アギー…白井真木
黒人の使用人ゴビー…金川博
ダグラス…佐藤昇
長男ロバート…菊池真之(長沢演劇グループ)
政界の大物クリミン…村上寿
バリック牧師…村松晴雄(劇団文芸)
実業家スターヴソン…円道一弥
電気技師ジェッド河田光史(長沢演劇グループ)
カヴァナ大尉…板倉光隆(劇団昴)
大佐…近藤善揮

2009年2月2日月曜日

う〜、 洗濯の快感って何…?


皆さん洗濯好きですか?
私は、第一に洗濯機がぐるぐる回っているところを見るのが好き。
そして、第二に洗濯ハンガーに左右対称に等間隔で
きっちり干せた時は達成感があり満足します。
美しいです。
これは以前朝日新聞に藤原藤巻さんも書いていました。

ところが、
長年愛用していた洗濯ハンガーが壊れてしまいました、
だいぶ前に。
そこらのスーパーで買った何の変哲もないやつなのですが、
洗濯バサミの位置がよく考えられており
大物、小物がバランスよく干せるんです。
まことに気持ちよく!
しかし壊れてしまった。

泣く泣く別れを告げ、
私は近所のスーパーで新しいのを買いました。
(写真は新しいハンガー。)

ところが!!!
この新しいハンガーは洗濯バサミの位置がおかしいのです!!
きわめて気持ち悪い。
大物をぶら下げると、使えなくなる洗濯バサミが出てくる!
洗濯物と洗濯物の間がくっつきすぎたりして
等間隔に隙間が出来ない!!
あ〜〜〜〜もうストレス!
干した時の快感が全く得られない。

このこのハンガーの設計者は
洗濯の快感を知らないやつに違いない。
ぐちゃっと適当に干しても気にしない
デリカシーのないやつに違いない!
そうに決まっている!ふんが〜〜と
鼻息荒く毎回憤慨し、
いい加減くたびれ果てたある日、
いや、待てよ。
この人は、私が気づかないような法則で
洗濯物をきっちり干しているのかもしれない
と思い始めました。
一度も会ったことのない
そしてこれからも会うことのないであろう
洗濯ハンガー設計者の心の奥が知りたくなり
私はひたすらどう干したら気持ちよくなれるのかを
探求し始めました。
二ヶ月すぎた結論は
やっぱりこいつは何も考えていないーっ!!
あー、気持ちのいいハンガーが欲しい……。